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リトル・ランナー。

SAINT RALPH
リトル・ランナー。_b0046078_17281671.jpg公式サイト
ストーリー:1953年、カトリックの私立校に通う14歳の問題児のラルフは、病気で昏睡状態に陥ってしまった母のためにボストンマラソンに参加することを決意する。







リトル・ダンサーが人気でたから、その便乗系かと思ったんですけど、普通に感動しました。
邦題が便乗してただけですね。原題はセイント・ラルフでこれだと方向性微妙に違う気がします。
話の想像は普通につくと思います。
でも借りる前に見たストーリーではそこそこ健気系かと思ってたんですけど、物凄い問題児君でした。
父親は戦死していて、母親は長いこと重い病気を患っている。
母には人の家にお世話になっていると言って、学校には祖母が面倒見てくれていると言っていますが、実際は一人で暮らしています。
学校はカトリックバリバリの学校。悪目立ちしているいじめられっこなんですが、アメリカ系のいじめられっこってなんでこんなに不屈の精神もってるんでしょうね。かわいそうないじめられっこじゃないんですよ。タバコは吸うわ、酒は飲むわ・・普通に思春期らしくアグレッシブにエロい事に興味を持っているわ・・・。
小さな町中に知れ渡るような、破廉恥行為をした罰がきっかけで走ることと出会うラルフ。
そんな折、母親がこん睡状態になる。医者は奇跡が起きない限りは目覚めないと言う。そしてラルフはならば奇跡を起こそうと奮起。
たまたま神父の発した、ボストンマラソンで君が優勝するなんて奇跡だよ、のせりふに、一途に優勝を目指して走りだす。
涙なくしては見れなかったのが、音楽でおこそうと思ったと言って看護婦に止められ、起きないのは分かってるんだと泣くシーン。14歳の少年が立たされる窮地としてはあまりにも過酷です。
誰も信じていなかった事を一人成し遂げようとするラルフに、だんだんと周りは感化されていき、ボストンマラソン当日、皆ラルフの優勝を願います。
マラソンシーンは本当に感動した。
現れる神様がサンタ姿で一人コミカルでした。
かなり宗教色強いんですけど、気になんなかったですね。


奇跡ではなく、自分を信じて走る。
by nichika-1958 | 2008-01-04 17:41 | 映画。