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ジェリー。

GERRY
ジェリー。_b0046078_194281.jpg公式サイト
ストーリー: 2人の若者が砂漠をドライブ中に休息のために車を降りる。2人はお互いを「ジェリー」と呼び合い、なにかミスをした時にも「ジェリー」という造語でちゃかす。やがて2人は荒野で道に迷い、それが危機的な状況だということに気が付くが……。


世界の山100選とか見てる気分になる。
そして絶望。
やー、流石ガス・ヴァン・サント。
相変わらず美しい絶望を描きますね。天才だよ、あんた。
今回はソルトレイクの景色が凄く綺麗だった。
しかし、あそこからソルトレイクにたどり着いたの??とちょっとビックリ。

印象に残るのは、2人が登った丘の上で360度救いの無い景色が広がるシーン。
あれは正に絶望だと思う。
泣き出すケイシー・・・。30代の幼顔代表マットが大人に見えました。<実際年上なんですがね。
あと、あのケイシーが岩の上に登っちゃったシーン。
あれは笑った。
「どうやってそんなトコ登ったんだ?!」
「勢いで・・」
引き画像。ケイシーの登った岩の全体図が見える。
・・・・・・・勢いじゃ登れねぇだろ、その岩!!
あそこは爆笑。
なんつーか、きっと彼らは真剣なんです。極限状態だから、馬鹿みたいな事言っててもすっごく真剣なんだと思う。けど、こっちはねっころがって画面を見てるだけの状態じゃないですか。
すっげぇ笑っちゃうんですよ。妙に笑える。ダメダ。ダメダ。と思いつつップ!って感じに・・・。
獣の話とかね。
マットが最初すっごいアホの子に見えたんですけど、後々はケイシーがアホの子に見えました。

この2人の役名は2人ともジェリー。
そして謎の造語ジェリーを繰り返す。2人で彷徨ったのに、結局生還したのは1人。
個人的にケイシーの方は幻とかだったんじゃ無いかなぁと思ったんですが…。ダメ?
実は1人で彷徨ってたマット。
って考えて見ても面白いかなぁと思いました。ケイシーの役は何かの比喩だったり、ドッペルゲンガー的ものだったりって考えるとなぁと。
美しい景色が延々と続き、会話は少ない且つちょっとイミフ。
眠たい時にはお勧めしません。


ジェリったな・・。
by nichika-1958 | 2006-03-04 19:06 | 映画。