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エリザベスタウン。

ELIZABETHTOWN
エリザベスタウン。_b0046078_11551388.jpg公式サイト
ストーリー:シューズ会社に勤務するデザイナー、ドリューは、長年開発に打ち込んできた画期的なシューズが10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。恋人にも捨てられ生きる望みを失ったドリュー。そんな彼に追い討ちを掛けるように、故郷を訪れていた父親が心臓発作で亡くなったという報せが届く。父の葬儀のためにケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと向かうドリュー。失意の彼は飛行機の中で、陽気でお節介焼きのフライト・アテンダント、クレアと出会うのだが…。

このポスター好きだー。って事で、ダブルクリックすると大きな画像が出ましてよ♪

物凄いついてない駄犬の人生。<駄犬ってゆーな。
めちゃくちゃついてないよね。寧ろ何かに憑かれてる?だって損害総額約10億円だよ。あはは、なんだそれ。どんな金額なんだ。社長にネチネチ虐められてクビです。I'm Fine!が痛々しい・・・。似合うなオーリー。<爆笑。
監督が熱望しただけのキャスティングですよ。ヘタレ男がとてもマッチしてます。オーリー。

エリザベスタウンと云う田舎町の雰囲気がいいんだ。街の景色もすごくきれい。
でも、街の名前をタイトルに冠してるのに、ロードムービーっぽいですよね。なんか。前半は街に関わる話なんだけど、後半はロードムービー。あれ?って感じです。
ドリュー青年の成長物語(?)なので、いいのかなぁ?
全体的に薄い。どのエピソードも半端な感じで、物足りないなぁと。どれかエピソードを削って、掘り下げるとかしたらいいのにと思った。
でもですね、不覚にも感動しました。何か雰囲気にやられるね、これ!
映像とか音楽とか、そこら辺は秀逸です。持ってかれちゃうんですよ。もう、ドリューが車の中で泣き喚いてるシーンとかたまんなかった。お母さんが皆を笑わせてるシーンとかね。あと落ち込んだ時には手を上げて踊ってって、ドリューが一人で踊ってるシーン。
すっごい前向きで、健全ないい映画だなと思います。

個人的に度肝を抜かれたのが、ドリュー青年作成の自殺マシン。流石、デザイナーさんだね。ある意味芸術家だもんね!独創性に飛びすぎだっつーの!!
だって確実に1回じゃ死ねないし、物凄く残虐性に飛び、かつ確実性がないんだよ!限りなく0なんだよ!!飛ぶか、首括れよ、ドリュー!!このシーンで笑ったら誰も笑ってなかった・・・外した?
でも死ぬ決意は本物だね。部屋のもの全部捨てて、それを拾っていかれてる姿を見て満足げだったし。

お母さんはスーザン・サランドン。大好きです!お母さんがすっごいぶっ飛んでて結構おいしいところ持って行きますね。でもお父さんへの深い愛情は伝わります。もうちょっと、お母さんがエリザベスタウンに出入りし難いって云う描写入れたらよかったのに。
キルスティンもなぁ・・関わり方が唐突なんだよね。でもぴったりな役だったね。ちょっと切れてる系の女の人。<笑。ナタリー・ポートマンじゃないよね。この役。キルスティンでよかった。
ジェシカ・ビールは早々に消えました・・・。ありゃ?
個人的に掻っ攫ってくれたと思ったのはJed Rees。ホテルでの結婚式を控えた花婿さんなんだけどね、ドリューとあっさり心を通わせる人なの。最高です!メジャー系の映画はこれが初めてかも?ちょっとジャック・ブラック系の顔だよね。


キャメロン・クロウ監督と云えば楽しみなのは音楽。最高ですよ。全篇通して音楽の主張がある。決してBGMじゃないんです。伝えたい事を伝える手段の一部として流れる音楽は物語に厚みを与えてます。
トータルで見るといい映画です。オーリーの演技も何か普通に見れたし。初見だからかなぁ。<コラコラ。でもDVDになったらもう一回みたい!と思う。サントラは欲しいかもー。


                    人生を探しに行こう。
            何度転んだって、きっと何度でも立ち上がるんだ。
               その度に何か見つけて、また前に進もう。
by nichika-1958 | 2005-11-18 11:59 | 映画。