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イン・ハー・シューズ。

In Her Shoes
イン・ハー・シューズ。_b0046078_13393766.jpg公式サイト
ストーリー: 弁護士のローズのアパートに、美しい容姿だが職にもつかず、男にたかりながらぶらぶらしている妹マギーが転がり込んできた。






見てきましたよー。
キャメロン・ディアス顔変わったね。
んで、トニ・コレットのブサイクメイクが素晴らしい。

ネタバレしまくってます!!

真面目でお堅い姉ローズと奔放でお馬鹿な妹マギー。容姿も性格も全く逆の姉妹。
マギーは美しい容姿を武器に男にたかりつつ生活するあまちゃんなワカゾーなんですよ。(精神的にね。)失読症なんかな?勉強できない事をコンプレックスに思ってるみたい。
自分の事はちゃんとわかってるけど、どうやって変えたらいいか分からない。闇雲に突き進んでは挫折の繰り返し。
唯一の理解者は姉のローズなんです。彼女は弁護士、でも容姿のコンプレックスを持っている。落ち込んだ時の唯一の慰めは新しい靴を買う事。でもその靴達はクローゼットにしまわれたまま履かれる事は無い。ダメな妹に手を焼きながらも見捨てる事はできない。

そんな二人に決定的な事件が起きる。ストレスの溜まった状態で出張先から帰ったローズは部屋の惨状にレッカーされたと思しき自分の車を見てついにマギーに対して切れる。出て行ってと言ってしまう。でも、そこまでは普通の姉妹喧嘩。そこにローズの上司で恋人の男性とマギーが寝てる現場を見てしまう。決定的な決別。
マギーは実家に帰り、生活資金調達を図っている最中に自分の祖父母からのカードを見つける。隠されていた幼い頃のバースデイカード。それは姉妹に届かなかったカードだった。
それを見て、取りあえずとマギーはフロリダの祖母を訪ねる。
所謂老人ホームの様な所なんですけど、老人ホームよりは自主性がある引退した人々のための施設で暮らす、祖母エラ。突然現れたマギーを戸惑いつつも歓迎するんです。

幼い頃に母親を亡くし、愛情不足だったマギーはそこで大きな愛を知ります。
コンプレックスだった失読症も仲良くなった教授の中々手厳しい授業により成果を見せ始める。
少しずつ大人になるマギー。漸く自分の靴を見つけた。そう実感できる生活。

一方ローズは破局をむかえた上司の顔を見るのも嫌で弁護士事務所を止めてしまう。ひょんな事で思いついたドッグウォーカーを仕事にしてしまう。そして元同僚のサイモンからのアプローチ。彼女も少しずつ変化を見せる。ただ、サイモンに居なくなってしまった妹マギーの事が話せない。婚約し、家族とも会ったのにマギーには会えない事に疑問を抱くサイモン。

エラはローズとマギーの間にシコリがある事に気付き、コッソリローズに手紙を送るんです。フロリダ行きのエアチケットと一緒に。マギーの事を話せない事でサイモンと婚約解消されてしまったローズは思い切ってフロリダに降り立つ。
成長したマギーを見て、でも素直になれない姉妹。母の死の真実や、祖母と父の確執を知り、お互いの絆を再確認する事になる。

勿論ハッピーエンドですよ。
お互いがお互いにコンプレックスを持ってて、でもお互いを引き立てる。いい姉妹だと思います。
兄弟は居るんですが、コレは同性の兄弟だからこそ、姉妹だからこそ築ける愛の形だなぁと思います。家族って変な集団ですよね。どんだけ酷い喧嘩をしても、罵り合っても絆は切れなくて。
他人だとあんなに難しい、許すと言う行為をあっさりと為してしまう。愛って偉大だ。
男性には理解し難い世界観かもなぁ~と思いました。






        いつか、きっと見つかる。自分にピッタリの靴。自分だけの人生。
by nichika-1958 | 2005-11-15 13:40 | 映画。