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DEAR フランキー。

DEAR FRANKIE
DEAR フランキー。_b0046078_10271760.jpg公式サイト
ストーリー: DVが原因で離婚したシングルマザーのリジーは、耳に障害を持つ息子フランキーと二人暮しをしている。リジーは息子に「父親は船乗りで世界中をずっと旅している」と嘘をついていたが……。




見て来ましたよー!
ジェラルド・バトラーさんの出てらっさる映画。
ヒューマン・ドラマ。

ネタバレ全開です。

難聴の少年フランキーは母リジーと祖母ネルと一緒に住んでます。
逃げるようにアチコチを転々としています。
フランキーは地理が得意で、それは父が船に乗っているから。
父とは手紙でずっとやり取りをしています。毎回切手を入れてくれる父。
フランキーにとって、とても大きな存在。

でも、それは実は母が私書箱を使って、父のふりをしてやっていました。
祖母にはもうやめて、真実を話しなさいと嗜められますが、彼女は続けます。
ある日フランキーは、父の船が近くの港に入港する記事を学校の友達に知らされます。
そこで、友達と賭けをするのです。
「お父さんが本当に現れれば、カードのコレクションを上げる。お父さんが現れなければ、切手のコレクションとナイフをちょうだい。」
それを知った母はコッソリお金で父親のふりをしてくれる人を雇うのです。
過去も未来もない人。ストレンジャー。
フランキーは彼に心をゆるし、彼もフランキーを気に入ります。
1日だけの約束が、次ぎの日も会いたいと言う2人の願いで、持ち越されます。

奇しくもその折、新聞には母リジーの名前が尋ね人の欄に乗っているのを祖母が見つけます。(祖母は毎日、新聞の死亡欄を確認していました。本当の父親が載っていないかと。)
連絡をとると、本当の父親の姉からでした。
本当の父は病気にかかり、とてもフランキーに会いたがっていたのです。
リジーは父親に会いに行きます。彼が変ったと言う彼の姉の言葉を信じて。
でも、やはり変っていませんでした。
彼の暴力が原因でリジーはフランキーを連れて家を出たのです。その後も彼から逃れるように、脅えながら生活を続けていた。フランキーの耳も父親の暴力が原因でした。

最後の日、リジーとストレンジャー、フランキーは3人で出かけます。
リジーも彼、ストレンジャーに段々と心を許して行きます。
でも、別れは訪れます。
フランキーは彼に自分で作った木彫りのタツノオトシゴを上げます。
そして、「またもどってくる?」と声を出して聞くのです。

彼が去ったあと、本当の父親は死にます。
リジーはそれをフランキーに伝えます。多少の嘘を交えても、真実を伝えました。
今までの嘘は彼女が唯一聞ける息子の声を自分が聞きたかったから続けた嘘でした。
その後、私書箱の中にもう手紙は無いと知りつつ郵便局に出かけるリジー。
そこにはフランキーからの手紙が入ってました。

ストレンジャーに向けた手紙。
フランキーは死んだ父親と彼が別人だったと知っていたのです。
大好きな友達として、彼にまた会いたいと伝えた手紙。

今度は本当の手紙が彼の元に届くのかもしれません。


物語調って語ってみたストーリー。<笑。
やー、よかった。
フランキー役のジャック・マイケルホーン君の演技も素晴らしかったです。
もう、ジェラルド・バトラーは妙に笑えて・・・。
無骨な船乗りって感じだけど、優しさや愛情は伝わる感じでした。
いいなぁ。あんなお父さん。顔濃いけどね。

本当いい映画でした。
by nichika-1958 | 2005-08-05 15:20 | 映画。