カテゴリ:読書。( 28 )

時生/東野圭吾

遺伝子病を持った息子を持った男の話。
息子の命が後わずかになった時、彼は若い頃に出会った、息子と同じ名前を持つ青年の話を妻にします。
息子、時生は時をこえ、母と出会う前の若かった父にトキオとして会いに行くのです。
メインはトキオでは無く、父親拓実。
この拓実は本当、ダメ男の典型と言っていいタイプ。いつかでっかい事をするんだと言って、現状にケチつけまくりで何もしないタイプの男です。
トキオは突然タクミの前に現れて、彼を何とか助けようとするのです。
時生は寛大で優しい子だと思います。いくら若さゆえとは言え、あの男が父親だと言われると失望して途中で投げるんじゃないかと思います。普通。
ぐいぐい引き込まれて本当に楽しかった。


パラレルワールド・ラブストーリー/東野圭吾

本当にパラレルワールドに迷い込んだかのような、読者をうまーく混乱させてくれる出だしです。
印象的な女性との出会い。それから現在。親友とその恋人として彼女と出会う。
嫉妬とか裏切りとか、友情とか愛情とかに苦しむ男。
突然場面は切り替わり、何故か親友の彼女だった人と同棲している男。男も最初からそうだったかのように疑うこともなく、あたりまえに生活している。
本当にパラレルワールドの話?と惑わされる。けど、実は時系列を弄られているだけだと途中から気づく。だけど、その2つの世界をつなげるにはあまりにも齟齬がありすぎる。
パラドックスに迷い込んだかのように、主人公と一緒に読者も真実を捜し求めてしまう。
上手ーいとしかいい様がなかったですね。
一気読みしちゃいましたよ。


サウスバウンド/奥田英朗

僕の父親は元過激派だった。とか煽り文句がついてましたね。非常に気になりました。
父はマジで過激派でした。今でもある意味かなり過激です。
下巻からは大人しかったお母さんも過激になりました。
両親は昔、学生運動をしてて、父は伝説の人だったらしいんですが、2人とも現在は当時の思想を捨ててます。語り部は小学生の息子なので、学生運動がどんなものかを知らなくても大丈夫です。だって小学生がわかるわけない。語り部と一緒に理解を深めていったら楽しいんじゃないかと思います。
上巻は東京での生活。下巻は沖縄は西表島だっけ?の生活になります。
沖縄の離島でスローライフ。最高です。
突飛な父と母に、沖縄に来てハッチャケた姉、あと妹の家族構成。脇に出てくるキャラクター達もそれぞれかなり魅力的です。小学生らしいエピソードと、父の過去が生む小学生が体験するには中々ヘビーなエピソード。バランスがよく出てきて飽きませんでした。
個人的にじじむさい小学生の友人がツボでした。


あの頃、ティファニーで/ジェイムズ・パタースン/ガブリエル・シャーポネ/琴葉かいら訳

N.Yが舞台のファンタジーバリバリの恋愛小説です。
作者がこの話を書くきっかけになったエピソードが気に入って読む気になりました。
"息子のジャックが4歳のとき、ロサンゼルスに行く用事ができた。パパがいなくても寂しくないかとたずねると、息子は「大丈夫だよ」と答えた。
「パパがいないのに、寂しくないのか?」と言うと、ジャックは首を横に振って言った。
「愛があればいつも一緒だよ」"
4歳の子供が言う言葉かよ!とかなり衝撃でしたね。最近年のせいか涙もろいnichikaさんはすっかりやられました。この言葉は作中にも使われています。
ジェーンには空想上の友人マイケルが居ました。ママはショービズ界で生きる人で、ジェーンは彼女をとても愛していましたが、彼女からの愛情を感じることは少なかったようです。
少女の孤独がつくりだしたマイケル。彼はとても優しく、いつもジェーンを守ってくれる。
だけど別れは9歳の誕生日に突然訪れました。
「僕と別れてしまっても、君はその寂しさをすぐ忘れてしまうから大丈夫だ」といって消えてしまったマイケル。
だけどジェーンは30歳になっても彼のことを覚えていたのです。
そして、2人は再会。
と、まぁここからは普通に?ベタな恋愛が続きます。マイケルは人ではなく、子供たちの"友達"という仕事をしている何かです。本人もよくわかっていません。天使か?それとも別の何かか?
愛する事は共に生きること。そんな風に感じたお話。
薄い上に読みやすいので上下巻あっても1日で読み終われます。
ジェーンとマイケルの会話が小気味良くて、楽しく読み進められると思います。
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by nichika-1958 | 2009-01-01 21:45 | 読書。
ボスオススメの作家さんで、本もバリバリ貸してくださったので今読んでます。
主に会社でwww

この間やっと秘密を読破しました。
なかなか衝撃的な秘密でしたね。
読み応えもあって、ぐいぐい引き込まれていく世界観で。
何と言っても人物描写がすごい。なんつーか、本当にリアルなキャラで脳内に想像しやすかったです。

今は時生を読んでいます。
スッカリはまってしまっていますww

んで、自分はボスに伊坂氏を進めて、これでもか!と大量に本を貸しました。
会社でなにやってんだかwww
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by nichika-1958 | 2008-12-24 18:30 | 読書。
最近暇にかまけて読書に精を出すnichikaです。

7月後半から微妙にブームに乗り遅れつつ、伊坂氏の作品を漁っています。
彼の作品に興味を持ったのは、何方かが書いたレヴューで「死神の精度」を紹介してあったのを読んだ為。「死神」が「ミュージック」が好きってそのちょっと視点が違うのが気になって、本屋で立ち読みした記憶があります。文庫化はされてなかったので、ハードカバーの重さに耐えつつだったのを覚えてます。
映画化された事で思い出し、文庫化されてんじゃね?と思って本屋に行き、陽気なギャング、グラスホッパーと一緒に買いました。
で最初に読んだのが陽気な~だったわけです。
以下読んだ順。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎 / / 祥伝社

荒唐無稽といってしまえばそうだなぁと。なんつーか読みやすいつーより、ちょっと軽いなぁと思った。原因はわかってるんですけどね。それまで読んでたのが外国文学の難解な翻訳文だったり、司馬氏や池波氏あたりの歴史系ばっか読んでいた為。それ以外で読んでいたと言えばこれまたある意味難解な江國香織だしな・・・。
すんごい久しぶりに普通の現代の日本語の文章を読んだ気がしたんですよwwwww
嘘を見破れる男と時間を性格に認識している女、何でも演説をかますどっか胡散臭い男と人間よりも動物を愛している青年。で銀行強盗。キャラの掛け合いが只管面白いお話でした。これ続きもでてるんですよね。そっちも読んでみたいッス。

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)
伊坂 幸太郎 / / 角川書店

なんとなーく名前で選んだ本。タイトル買いです。陽気な~につづき犯罪者が出てくるお話です。陽気な~よりは殺伐としてたけど、やっぱり不思議系がでてましたね。所謂能力者みたいな人。バラバラの関係ないと思ってた人間が一つの事件に収束する様と疾走感あるストーリーで、全体的に暗いけど、どっかあっけらかんとした話だったな。


オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎 / / 新潮社

案山子がしゃべるんですよ。鎖国し続けている忘れられた島に居る案山子がしゃべるんです。これは何かモロファンタジーだったな。リアルな不思議の国のアリスみたいな感じ?現実と平行してるからよりいっそう楽しかった。ホントにこんな島あったらいいのになぁ。と現実逃避しかけました。


死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎 / / 文芸春秋

既に一回読んでるんだけど、じっくり読みたかったので買いました。
どの作品も映画化しやすいというか、したら面白うそうと思わせるのがこの人の作品だよな。青空を見たことの無い死神。隠れイケメンの服屋の店員の恋の話と、美容室のおばあちゃんの話が通しで好き。クレーム対応の彼女の話とかが最後の話で出て、ああ死神の時間は悠久なんだと改めて認識して、どこか身近に感じていた死神が、ラストで一気に読み手を突き放したな、と。へんな言い方後腐れなく読み終えられる話。


アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎 / / 東京創元社

これも映画化されてますね。実は今日読んで、今日映画をレンタルしてみました。
時間の進行のうまさに舌を巻いた作品でした。あっという間に読めちゃう。現在では変な男河崎に振り回される椎名が荒唐無稽な事件に唐突に巻き込まれる。出だしのインパクト大。だから疑うことを完全に忘れる。そして2年前の出来事は酷くおぞましい事件がスタート地点にあって、蟻地獄のように恐怖に引き込む。ディランとかブータンとかアヒルと鴨とかキーワードがあって、幕引きのあの展開は盲点だった!と思わず唸った。映画のキャスティングも中々よかったですね。過去の河崎のキャスティングだけは物申すけど。イケメンくない(´A`)



重力ピエロとか魔王とかラッシュライフとかまだまだ読みたい。
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by nichika-1958 | 2008-09-10 01:44 | 読書。
意味不明なタイトルですね。
フランスでデカダンと言えばアルチュール・ランボーです。
個人的に、勝手に思ってます。

で、今イリュミナシオンを読んでます。
なんか一気に読む気にならなくて、じわじわとゆっくり読み進め中。
濃い。
イメージ先行して、妙に濃い気がする。
そこまでお耽美お耽美してなんだけど、いや、してるのか?兎に角、濃い。
でもやっぱり天才と言われるだけあって、凄い。
読みながら鳥肌立った。マジで。
言葉の選び方つーか(それは訳者にもよるしな)、発想?
この話からそっち行くか?!って感じで、凡人には到底思いつかない視線で物事を見てますね。
だから天才なのか。
37年の人生の中で、生まれてから20まで詩作に費やし、その後文学を捨てて放浪に生きた人。彼の人なりだけでも十分に物語になりうるくらいの人。
苛烈な人生であり、やっぱりデカダン代表な人だと思う。
個人的には文学の神様的位置にいる1人です。早熟な天才と言われますが、なんか違うんだよな。変な言い方だけど、彼そのものが文学なんだと。
まぁそんな話はどうでもいいや。

えー、レオさまがランボーを演じた太陽と月に背いて。あれは主にヴェルレーヌとの同性愛メインな映画だったので、微妙だったんですが読み終わったらもう一回見てみようかと思ってます。また違う視点で見れる気がします。いや、どうしたってクソつまんねぇ映画なんですが・・・。綺麗だけどね。レオさまの美貌と演技が冴え渡ってるのだけがせめてもの救い。
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by nichika-1958 | 2007-12-11 10:10 | 読書。
某所から掻っ攫ってきました!


問1 あなたの本読み歴は?

小さい頃は本大ッ嫌いでしたね。野生児でしたから。
バカみたいに読み出したのは、多分中学生とか高校生くらいからじゃないかと・・なのでそんなに長くないです。すっかり活字中毒ですけど。


問2 本読みになったきっかけの本は?

司馬遼太郎さんの「新撰組血風録」 
元々新撰組がスキで、ここから入って新撰組関係の本は片っ端から読み漁り出したのがキッカケだったと・・・。


問3 本、何冊所有してる?

300くらいかな?
基本的に持たないようにしてるから、好きな作家以外は読んだら売ってる。


問4 本は購入派?図書館派?

両方です。
手慰み状態でホイホイ買って、直ぐに売るって事もしますけど、図書館に通い詰める事もある。シリーズものにハマルと図書館に行きまくってる気がする。


問5 好きな作家上位3名

日本文学で行くと・・
司馬遼太郎
池波正太郎
江國香織って所かなぁ。


問6 好きな作品上位3冊

新撰組血風録」司馬遼太郎
司馬遼太郎の虚構ではあるけど、やっぱり一番この本が好き。
きらきらひかる」江國香織
彼女の作品にほれ込むキッカケになった本。何べんでも読み返してる。
姑獲鳥の夏」京極夏彦
ベタだけど、ドツボにはまった気がした作品。作品と言うより、文章に惚れた。

剣客商売シリーズはシリーズとして好きなので除外。


問7 読んだ本の中での名ゼリフは?

名台詞・・・。うーん。あんまりないなぁ。
昔読んだ銀色夏生さんの詩はいつまで経っても残ってるのはある。

今日も明日もあの木の下で
君に会えなければ君を思おう

とか、

それは人魚の夢だった
一度だけ泡になれば済むこと
一度だけ 夢見た後に

とか・・・。
宵待ち歩行とかだったと思うけど・・・どの本だったかは忘れたな。


問8 読んだ本の中で一番好きなキャラクターは?

んー・・・・いないかなぁ。
個人にはまり込むことは無いかも。


問9 どんなジャンルの本が好き?

基本は小説が多い。でも、必要とあれば何でも読むし、暇だったら専門外の本でも読み漁る。字が書いてあればそれでいいときもあるし。


問10 失敗した、と読んで後悔した本は?

村上龍の「イビサ」死ぬほど疲れた記憶がある。


問12 本読むときのスタイルは?

何してるときでも時間があれば読んでるからなぁ・・・。
お風呂で酒飲みながらの読書はスキかな。超リラックスできる。


問13 本読むときに欠かせないものは?

時間。できれば集中して読みたいから。


問14 次に読もうと思う本は?

Dブレーン―超弦理論の高次元物体が描く世界像 (UTPhysics)」 橋本 幸士
ハイパワー・マーケティング」 ジェイ・エイブラハム 金森 重樹
仕事関係とかで読まなきゃいけない本。2冊目とかモロ直訳状態ですんげぇ読みにくい。
今はアメリカの古典文学とか読みたいな。サリンジャーとかベタな所。


問15 絶対に読みたくないと思う本はある?

自己啓発本。読んでてイライラする。

問16 あなたにとって読書とは?

生活の一部。
勉強、ストレス発散、情操教育?
して当たり前の事でもあるけど、特別なことでもある。


問17 次に回す人5名を、お薦めの本とともに書き記してください

お好きにお持ちください。
お勧めは・・・ うーん、沢木 耕太郎の「深夜特急」かな。
旅行好きには欠かせないと思う。
あと、「第二外国語として学ぶファッキン英語」。そうとう笑える。汚い英語を沢山覚えましょう。
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by nichika-1958 | 2007-09-22 10:29 | 読書。
テリー・ホワイト著。

一部で絶大な人気を最近博した、古い本です。
チンピラ、マックとちょっと頭のゆるいブロンディ、ジョニーのお話。
ベトナム戦争で出逢った2人。出逢ったときには既にジョニーは心神喪失状態。相当酷い惨状を見たんだろうと予想できるところにポツンと座っていた。
マックは何故か彼をほっておけず、ベトナムから帰国後も、除隊する時も彼の面倒を見る。
ダメギャンブラーマックはちょっとヤバイ所に借金をこさえます。逃げ回るマックを組織はボコるんだけど、それを見たジョニーは組織の人間を射殺する。
結局それが原因で、彼らは組織のお抱え殺し屋となる。
そしてある日、潜入捜査をしていた刑事をそうと知らずに殺してしまう。
アメリカ中を回る2人を必至に追う殺された刑事の相棒。

ぽややんとしたジョニーは妄信的にマックを信じていて、彼の中ではマックは神様みたいな存在らしいです。
マックも自分を心から慕うジョニーを手放せず、何年もずっと彼の面倒を見続けます。
いつか2人で今のクソッタレな生活を抜け出そう、とマックはジョニー言います。
とても無理な現状、今更普通の生活になんか戻れるはずもない。それが分かっていながら口にするのは、マックがソレを望んでいるからだろう。

原題はトライアングルって言います。
マックとジョニーと殺された刑事の相棒。この3人が出逢ったときにクライマックスは訪れます。
酷く切ない、ハードボイルド小説でした。
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by nichika-1958 | 2007-08-18 14:18 | 読書。
思いわずらうことなく愉しく生きよ
江國 香織 / 光文社



犬山家の三姉妹、長女の麻子は結婚七年目。DVをめぐり複雑な夫婦関係にある。次女・治子は、仕事にも恋にも意志を貫く外資系企業のキャリア。余計な幻想を抱かない三女の育子は、友情と肉体が他者との接点。三人三様問題を抱えているものの、ともに育った家での時間と記憶は、彼女たちをのびやかにする。


江國作品によく表れる、大人の女。そして姉妹と家族。それらのキーワードを集めて、今まで書いてきたものの集大成なきがする。
それくらい、ずっと江國作品を読んできた人間には衝撃が走った作品だと思う。
タイトルは犬山家家訓。
犬山家の夫婦は娘達が成人後に離婚しているが、関係は円満だ。原因は父の浮気だが、その女とも直ぐに別れてしまったらしい。母は以前家族が暮らしていたところに建ったマンションで暮らしている。父は江古田で1人暮らし。
犬山家は娘達が少女の頃、大変裕福だった。それと両親の教育が彼女達を随分のびやかに育ててしまった。悪い事ではない。だけど、彼女達に関る人間にとっては多少迷惑だ。
長女の麻子は母に似た美人。彼女がこの話のキーパーソンだ。弱弱しい印象だった彼女は、ラストでは強く伸びやかな犬山家の女に立ち戻っていた。
次女の治子はバリキャリの強気な女性。顔立ちは家族の中で一番はっきりした目鼻立ちをしている美人だ。収入の少ないフリーのライター熊ちゃんと同棲中。彼女は自己中ながらも恋愛を謳歌している。どうしようもなく、現在の恋人にのめりこむタイプらしい。口では随分と勇ましい彼女だが、私が思うに一番弱い女性なのではないかと思う。いや、あくまで犬山家基準だけど。一般女性から比べたら、彼女は十分に強い。彼女は分かり難いがやっぱり伸びやかな女性だ。
そして三女の育子。一般的に見ても、犬山家基準で見ても、彼女は変わっている。幼い頃からキリスト教の色彩に魅せられ、彼女の現在の家にはキリスト像やマリア像、ロバや、それらの絵葉書なんかが大量にある。でも彼女はキリスト教徒ではない。彼女は恋愛を恐れている。感情に振り回される事を恐れていると言っていい。達観したところがあり、周りの人間を子供だと思っている、が多分彼女が一番子供じみている。
犬山家の姉妹は性に関して随分とフランクな感覚を持っている。長女は既に結婚している為、その手の話題がないが、次女は熊ちゃんを愛していながら、抗えない体の誘惑には逆らわない。愛とセックスは別だ。と考える女性のようだ。
育子はセックスとはコミュニケーションの一つだと考えている節がある。恋愛をしない彼女なので、それほど重要な位置にないのかもしれない。友達のカレシと寝てみたりするのだが、全く悪びれたところはない。

この話の見所はやっぱり長女、麻子だと思う。彼女の心の歪みに引き込まれていく気がした。
でもどこかで切り替わってしまう彼女の意識に、けっこう置いてけぼりをくらって、心細い想いをした。その時手を引いてくれるのは、次女と三女だ。
人って、それぞれ病気なんだと言う麻子の言葉は納得してしまう。
皆どこかに歪みを持って生きている。その歪みの本は間違いなく家族と云う小さな檻だ。
読後の感想は、女って怖い。
漠然と描く女と言う生き物がこの本には分かりやすくつまっている。
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by nichika-1958 | 2007-06-26 13:57 | 読書。
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ノベライズ第3弾!
これでファーストシーズン終了です。
セカンドシーズンは、やっぱりDVDが出きってからかなぁ?


公式サイトがセカンドシーズン仕様に変わってて嬉しかったです。
ああージェンセンまたかわいくなっちゃって、もう!
8/10が待ち遠しいです。
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by nichika-1958 | 2007-06-12 17:01 | 読書。
「危ない」世界の歩き方 岡本 まい / 彩図社
銃大国ジャマイカ、バカ女の恋バナ列伝、テロリスト出没地帯、焼かれた遺体とツーショット、怪しいロンボクマジック、人と触れ合えない街ナイロビ、元売春婦サリー、犯されるかもしれない恐怖…。読んで痛快、思わず海外に行きたくなる、まったく新しい「危ない」世界の歩き方。

女性バックパッカーの体験記かな。
なんつーか逞しくもあり、危機管理能力のなさも窺え・・・ぶっちゃけ面白かったです。
随分若い頃から世界中を歩いているみたいです。色んな体験があり色んな出会いがある。
やっぱり旅っていいなぁ。
立ち読みして、半分以上読み進めてしまったくらい面白かったです。
世界歩きの裏側を覗けます。
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by nichika-1958 | 2007-06-08 12:45 | 読書。
b0046078_1831016.jpg江國 香織
ストーリー:二人で仲良く暮らす間宮兄弟。二人とも独特のこだわりを持つためオタクとも考えられる。お互いを大切に想い今の生活を楽しみながらも恋愛に縁のない生活に疑問を持ち始め・・・。


映画になったんだってね。
淡々とした奇妙な兄弟。やっぱり恋愛は夢と消えたけど、ほのぼのいい感じ。
面白かった。
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by nichika-1958 | 2007-05-13 18:03 | 読書。