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フライ、ダディ、フライ。

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金城 一紀著



鈴木一、47歳。平凡なサラリーマン。妻と娘を大切にし、築いてきた日常が、ある日、あっけなく崩壊。失意の中で、彼は奇妙な高校生グループと出会い…。大切なものを取り戻すためのひと夏の冒険譚。

全てはここから始まった。
とかどえりゃー事かいてますが、ヲレ的に・・・って事で。
映画のシナリオも金城さんが担当されたって事で違和感はなかったですが、やっぱり原作と映画は違いますね。プラスされたシーンやマイナスされたシーンがあるし。
違いを簡潔に言うと、映画の方が鈴木さんと舜臣の関係が濃いです。
守ってくれよ、のシーンは無く鈴木さんが南方にスンを守ってあげたいって言うだけだったし。
つーか原作のスンは骨太です。映画を先に見たから映像的には堤さんと岡田くんが流れてるんだけど、たまに岡田君がイカツイ兄ちゃんに代わってしまって・・・。外見の描写はほとんど無かったから問題ないんだけどね。ゾンビーズの面々は映画のキャストで凄く合ってたと思う。特に南方。
個人的には映画の方が好みです。
だって「飛べ!おっさん、飛べっ!!」のシーンがあったから。
原作には無いシーンなんですよね。
あの開放感と希望に満ちたシーンは映画ならでは。すごく好きなシーンです。
でもやっぱり原作の方がストーリーに厚みはありましたね。
これも1日で一気読み。たのしかったー!
by nichika-1958 | 2007-01-06 20:37 | 読書。