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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア。

KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア。_b0046078_1132247.jpgストーリー:余命わずかと宣告され、たまたま末期病棟の同室に入院させられたマーチンとルディ。二人は死ぬ前に海を見るために病棟を抜け出し、ベンツを盗んで最後の冒険へと出発した。その車がギャングのもので、中に大金が積まれていたことも知らずに……。道中、残り少ない命の彼らに怖いものなどなく、犯罪を繰り返し、ギャングのみならず、警察からも追われる身になるのだが……。

言わずと知れた名作です。
印象的なシーンの多い素敵映画です!そして何よりティム!ティム大好き!かわうい!!
彼はこの映画が一番有名なんだろうなぁと思うけど、個人的にはレボ6のティムが好き。
いや、この映画のティムも大好きだけど。

最初に死が宣告されるので、すべてが物悲しく接ね敵に写る。
2人がハシャゲばはしゃぐほどに哀愁が漂う。
どうせ最後だから、と云う諦めが映画の根本に流れているのに、そこに希望が見えるのが凄い。コミカルなギャング達や、警官達がまたよかった。重い主題に明りを灯す人々だったと思う。

天国では海の話題で持ちきりだ。海を見たことないんだったら、会話に入れないな。
酔っ払って話した事から2人の旅が始まる。
酔った勢いで走り出したルディは戸惑いを隠せないし、なるべく罪を犯したくないと思っているが、そのうちルディに感化されたのか運命を受け入れたのか、そう思わなくなっている。
うっかり頂いた車に大金が積まれていて、それで一生体験できないであろう事を次々と体験していく2人。でも残された時間が少ない事を知ってる。だから2人はやりたいことを紙に書き出した。その中で1つだけを叶えよう。ルディの度重なる発作に動揺を隠し切れない。そんな2人には段々と連帯感以上の絆が生まれてくる。

あのギャングに捕まったシーンで目の前の死を受け入れる瞬間、2人が手を握り合ったのが凄く印象的だった。
2人は一緒に海に出て、やがて動かなくなるんだろう。訪れたものは穏やかだっただろうと思えるラストシーンだった。

天国で、2人で見た海の話をしよう。

1997年 ドイツ
監督 トーマス・ヤーン
脚本 トーマス・ヤーン 、ティル・シュヴァイガー
音楽 ゼーリッヒ
出演 ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ 、モーリッツ・ブライブトロイ 、フーブ・シュターペル 、ティル・シュヴァイガー 、ヤン・ヨーゼフ・リーファース
by nichika-1958 | 2006-07-17 11:38 | 映画。