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ボム・ザ・システム。

BOMB THE SYSTEM
ボム・ザ・システム。_b0046078_1327116.jpg公式サイト
ストーリー:ニューヨークに暮らす19歳の青年アンソニー。ブレストの愛称で知られる彼は、地元で最高の評価を受けているグラフィティ・ライター。盗んだペンキを使って、仲間と共に夜な夜な街に繰り出しては、ストリートの壁という壁にペインティングを繰り返す。そんな彼らの天敵がニューヨーク市警の“ヴァンダル・スクワット”と呼ばれる落書き取締り班の男たち。ある時、仲間の一人ルーンが、ヴァンダル・スクワットのボビー・コックスに捕まり、顔をナイフで切られる事件が発生する。これをきっかけに、両者の対立は一層深刻さを増していく。

まるでドキュメント映画みたいだった。
シビアでくらい青春映画かな。
グラフィティってのは街中に溢れるスプレーで描かれた、絵やサイン。
自分も絵をやりますが、正直感心します。
色彩感覚もさることながら、スプレーですよ?!あんなに繊細なものが書けるのかよ!とビックリです。
主人公が街中を駆け抜けるシーンからスタートして、場面が切り替わり、彼の生活や過去の兄のことなんかに話が行きます。そしてラストあの冒頭のシーンに戻るわけですが、中々どんでん返しくね?ってオチがあります。正直良かった。あのオチ結構好き。
上のストーリーでは取締りの人間との対立が~ってな感じになってますが、メインは主人公のブレストの事っつーか人生って感じです。だから抗争の事は微妙に蚊帳の外って感じました。
でもそれが彼の人生にかなり影響を与えてはいたと思う。
分からない大人からすれば、それは単なる町のラクガキです。
でも彼らの生きる証だったり、存在意義だったりするんです。アーティストなんだなぁと思わされた。
因みにグラフィティを描くことをボムるっていいます。


生きること。彼にとって、それはグラフィティだった。
by nichika-1958 | 2006-06-20 13:27 | 映画。