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雲の中で散歩。

A WALK IN THE CLOUDS
雲の中で散歩。_b0046078_18171969.jpgストーリー:第2次世界大戦が終わり、故郷に帰還してきたポールを待ち受けていたのは、妻の裏切りだった。傷ついた彼は偶然立ち寄った葡萄園に伝統的な価値観を見つけ、そこで生活する娘に次第に恋してゆく。



ハイ、キアンヌ映画ですよー。
色んな意味で無茶な上、別にキアンヌじゃなくても良くない?とか思わせる映画ではありましたが、いい映画です。

孤児のポール君は早いうちに多少バカっぽい女と結婚しますが、戦争が2人を引き裂いちゃうんです。でもちゃんと帰還できたんです。意気揚々と帰還したにも関らず、港に妻の迎えはなし。
あれー?と思いつつ帰ってきたポールですが、熱烈な抱擁で流しちゃう。・・ある意味ポールもバカなのかもしれない。
でも、妻が戦地から出した手紙に目を通していないトコを知ってカッチーン!離れていたせいか?元々か?2人のズレが浮き彫りになります。そんな中彼はチョコのセールスで遠出します。そこでドジッ子に出会うんです。
ゲロを吐かれたのに、何のお礼もなしに消えた女。
ぶっちゃけ惚れでもしてないと、相当ムカつく女です。でも彼女はお腹に赤ちゃんが居たんです。その上旦那には逃げられな人。しかも父親は厳格で古い人らしく・・・。
で天然お人よしポール君が彼女の旦那のふりをしてあげるんです。
彼女の実家は大きなお屋敷に更に大きなブドウ畑のある場所でした。孤児だったポールはそこで家族の温かみに触れてとてもうらやましく感じるんです。
そして、たった1日だけのつもりだったのに、ズルズルといつ居てしまう。だってポール君一応結婚してるしね。漸く家族に認められてしまった夜、彼女とポールは皆に真実を告げます。
そして、妻の元に帰るポール。後ろ髪惹かれまくり。
んで、お家に帰ったらなんと妻の浮気現場!やったぁ!とばかりに離婚して、意気揚々と彼女の元へ!
でも彼女のお父さんはマジギレしてて、殴り合いになるんです。そこでお父さんが投げたランプの火が葡萄に燃え移っちゃって、葡萄畑 大・炎・上!
そんなに燃えるものなのか!?って疑問に思うくらいいい燃えっぷり。全焼ですよ!
呆然とする家族達。そこにポール君が何か思い出したのか黙々と歩きはじめる。
辿り着いたのは、おじぃが教えてくれた、この家の先祖が持ってきたと云う最初の葡萄の木。
勿論燃えてるんだけどポール君必死で根っこを引き抜きます。
お父さんの所に持っていくと、なんとその苗は生きていた!
わーい、ハッピーエンド!

と云う無茶な映画です。
ある意味キアンヌはまり役かも・・・とこの文章書いてて思った。


本当に欲しいものを見つけた。

1995年 アメリカ
監督 アルフォンソ・アラウ
脚本 ロバート・マーク・ケイメン
音楽 モーリス・ジャール
出演 キアヌ・リーヴス 、アイタナ・サンチェス=ギヨン 、アンソニー・クイン 、ジャンカルロ・ジャンニーニ 、アンジェリカ・アラゴン
by nichika-1958 | 2006-04-05 18:20 | 映画。