ストレンジ・ワールド。

STRANGE WORLD
b0046078_20295692.jpgブリティッシュ・フィルム・カウンシルがバックアップした短編映画を集めた企画もの(1965~1998)





「少年と自転車」
監督: リドリー・スコット
出演: トニー・スコット
「未来の始まり」
監督: デヴィッド・ジャクソン
出演: ニック・モラン
「空の誘惑」
監督: フィリップ・オシェア
出演: ジュード・ロウ デヴィッド・スコフィールド
「置き去られた空間」
監督: ジョナス・グリマス
出演: ロバート・カーライル


何というか、イギリス的なお話ばかりです。
そしてわずか数十分程度の作品たちなのですが、濃いです。

「少年と自転車」リドリー・スコットとその弟トニー・スコットのどうやら卒業制作の様なものらしいです。前編モノクロで、少年の苛立ちなどを描いた作品。
正直クソガキのボヤキなんてどうでもいいんですが、流石だと思わせる映像美。
すごく美しいです。正直一番苦手で、つまらないと思った作品なんですけど、一番印象深い作品です。端々の映像が焼きついて離れない。1965年

遠くまで行きたいわけじゃないんだ。


「未来の始まり」サマンサ・モートン出演作品。無軌道に生きる若者が、友人の死を見つめ人生を考え直す話。とても破滅的です。原色を抽出したような鮮やかな色彩が逆に物悲しくなる。サマンサ・モートン可愛いんですけど、かなり痛い気がします。ロードムービーになるのかな?ニック・モランも出てます。1998年

この道は確かに未来につながっているはずなのに、今はそれを信じられない。


「空の誘惑」ジュード・ロウデビュー作らしいですよ。芋臭いジュードが拝めます。この作品、一番インディペンデント系な感じです。超シュール。なんか次々とついてない男が居るんです。親には家を追い出され、婚約者には意味不明に振られ、職までなくす。近所で宗教的なこじんまりした集会やってて、行ってみれば、君は神の居場所を知っているね。とか電波なことを言われて逃げ出すんです。でもある朝起きたら、どでかいクレーンが町の中心にあるんですよ。(ものすっごい寂れた町だったなぁ。)なにを思ったか青年、クレーンに登り両手を広げ空に向かって微笑むんです。なぜか回りは感動。・・・・・ママーン、電波がいるよー。な風景なんですけど、いろいろ伝えたい事があったんでしょう。うん、全く伝わって来なかったけどね☆1992年

いっそ吸い込まれてしまえば楽なのに。


「置き去られた空間」 ロバート・カーライル主演の話なんですけど、一番完成度の高い話だったと思います。可愛かったですよー、ロバート。駅の手荷物預かり所の人。ちょっと几帳面。日々の楽しみは職場の前でおきる日々の出来事の観察と預かった荷物の中身。そこに色々な人生が詰まっているわけです。ある日美しい女性の荷物を預かり、それがきっかけで事件に巻き込まれていく。彼の新たな旅立ちまで描いています。彼が荷物を詰めて、職場を後にする後姿が印象的。1994年

時に誰かの人生を変えてみたりもした。僕の人生は今動き出した。
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by nichika-1958 | 2005-10-12 20:29 | 映画。